BODYMAKER×アスリート(25)前田勝汰

和歌山で空手を続けている兄弟の、弟・前田勝汰選手のインタビューです。「マイペースだとよく言われる」という勝汰選手。空手一本だけではなく職場の方や友人との交流も忘れず、おおらかさの中に空手の強さを秘めています。



前田 勝汰(まえだ しょうた)

1993年生まれ。和歌山県出身。
168cm、75kg。
新極真会 和歌山支部所属。
2012年 第29回ウエイト制大会 中量級 優勝。
2013年 第5回カラテワールドカップ 中量級 3位。
2014年 第1回フルコンタクト空手道選手権大会男子軽重量級(75-85kg)3位。
2014年 第46回全日本大会 6位・敢闘賞。
兄は前田優輝選手。
新極真会 前田勝汰選手(外部サイトにリンクします)




 無差別級で兄と対戦したい
―高校を卒業後、今は市役所にお勤めだと伺っています。
はい、地元の市役所に勤めています。僕は小さい時から空手関係で地元の新聞にも載ってたので、地元の人には知っている方が多くいて。僕の就職が決まった時「空手の強い子が新しく入ってくる、どんなゴツい人が入ってくるんやろ?」ってちょっと噂になっていました。いざ勤務が始まると「アレ?この人?」ってなるくらい、空手が強いふうには見えないそうです(笑)。

─確かに私服でいるときは、非常に穏やかな外見で空手家だとは分かりにくいです。働き始めて1年目、仕事はいかがですか?
今は専門職で、土木関係の仕事をしています。道路を直したり、現場に入ったり。自分が関わっている道路を走れるのが嬉しいです。

─お仕事が終わると、自宅でお父様と兄弟で練習しているそうですね。
はい、自宅の自主練場で練習しています。普段は御坊道場で週3回、金曜日は田辺の道場に指導に行っています。仕事があるから毎日練習は出来ないんですが、僕たちは一日2時間練習します。長時間するより、質を高めることを意識しています。

BODYMAKER×アスリート(25)前田勝汰
─お兄さんと仲いいですよね。それでも兄弟喧嘩はするのでしょうか。
今はしないです。ケンカは昔はよくやっていましたが、空手の技をお互い決め合っていましたね。空手は顔面無しというルールなので、兄弟げんかの最中に顔に当たったら「おまえ、それはアカンのちゃうか」って中断が入っていました。

─ケンカの途中で冷静になっていたんですね。ご兄弟仲は良いけれど、少し趣味が違うそうで。
はい、仲は良いけど少しずつ違いがあります。練習の帰り道に焼肉に行ったら兄の方がたくさん食べているけど、僕の方が重い(笑)。あと、僕はBODYMAKERのコンプレッションの強いインナーが好きで、締め付け感があってずっと着ています。兄は違うインナーを好きだと言っています。

─ところで勝汰選手は、優輝選手より階級がひとつ上です。
兄は170cmで65kg、僕は168cmで72kgです。階級が当たらないように意識しているわけではなく、自然にこの体重になっています。軽重量級が75-85kg、中量級が65-75kgで、その一つ下の階級で出ようと思えば僕も出られるんですが、違う階級で出場しています。階級が別だと兄弟ともに上位を狙えるので、兄弟で優勝したいですね。

BODYMAKER×アスリート(25)前田勝汰
─去年の「第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」で男子軽重量級第3位という順位でしたが、「悔しい」とインタビューで話しておられました。優勝はいつも視野に入っているということですよね。
はい。全日本ウエイト制大会(前大会名、現在の全日本フルコンタクト空手道選手権大会に引き継がれている)では3年前に優勝していたのに、去年は3位だったんです。優勝は十分狙える立場だったので悔しいです。これまでのウエイト制大会からさらに流派が増えたJFKO大会で、また優勝したいです!

─続けて、2014年10月の「第46回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」では、引き分けで試割りの枚数1枚差で、辛くも世界大会選抜枠を逃してしまいました。
試割り(=板割り)はベスト16に残ったら、全員で正拳、猿臂、手刀、足刀の4種類の合計枚数で競います。それが、昨年準優勝した加藤大喜選手と行ったとき、1枚差で負けてしまいました。

─今年、2回目の世界大会の選抜がありますよね。
僕の階級なら優勝、準優勝なら世界大会に行けます。重量級4人、軽重量級2人、中量級2人、軽量級1人が世界大会に行けます。世界大会は4年に一度なので、東京で開催される今年の大会に出場したいですね。

─今後の目標をお聞かせください。
今の目標は今月の「第2回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」に優勝して、世界大会に向かいます。兄と世界大会に出られればいいですね、無差別級だから兄弟対決もあり得ます。普段は兄と練習しているので、もし兄と当たるなら、どちらの蹴りが得意か分かっているので、やりにくいかもしれないですね。それも楽しみです。

BODYMAKER×アスリート(25)前田勝汰


【第2回全日本フルコンタクト空手道選手権大会】
前田勝汰選手(男子軽重量級 75kg以上85kg未満)

日時:2015年5月23日(土)24日(日)
会場:大阪府立体育会館
第2回全日本フルコンタクト空手道選手権大会(外部サイトにリンクします)