コスプレファイターとして名を馳せる長島☆自演乙☆雄一郎選手が12月からキックボクシングジム"02GYM"をOPEN!



奇抜なコスプレ入場はもちろん、K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournamentでは3連続KOでのチャンピオンベルト獲得、2010年の大晦日のDynamite!!での鮮烈なKO勝利は記憶に残っている方も多いはず。
キックボクシングやプロレスといった様々な格闘技を経験した長島選手に、格闘技との出会いやオープンした02GYMについてのインタビューを行いました。

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――格闘技との出会いはいつですか?

小学校4,5年生の時に、「君身体大きいね、柔道やってみいひんか」と柔道場の師範が声をかけてくれたのが格闘技との出会いですね。週2,3で通う習い事って感じでした。本気で格闘技をやり始めたのは遅くて、大学からです。
中学でも柔道部に入っていたんですが、中学卒業と同じ時期にアントニオ猪木選手が引退したんです。その猪木選手の引退試合を見て、プロレスラーになりたいなと思いました。でも、新日本プロレスに入団するのは当時180cm以上必要といった規定があって、入ることができなかったんです。そうしたらPRIDE、K-1が流行り始めて、こっちなら行けるんじゃないかって考えはじめましたね。そこから大学に受かって、日本拳法部があったので入部しました。PRIDEに憧れて、MMAのプロになりたかったので、日本拳法のパンチの練習を本気でしたら武器になるんじゃないかと思って部の引退まで頑張りましたね。その後SNSでプロ格闘家の方と出会って、その人に付いて何回か練習していたら、その人の知り合いがリアルリズムというMMAの団体のプロモーターだったんですね。そこの大会に出してもらおうって挨拶に行くと、試合に出るのもいいけどウチにチームがあるから入らないかという勧誘を受けて、入った先がTeamBoon!なんですよ。池本誠知さんが所属していたジムですね。それで池本さんに付いて回って練習していたらリアルリズムの育成大会で優勝できて、プロデビューが決まりました。でもプロデビュー戦の相手がシュートの新人王で、負けちゃったんです。そこからもっと頑張らなきゃと思っていたら縁があって魁塾に所属することになりました。最初はMMAやりたいなって思ってたんですけど、会長からキックの試合が決まったから経験で出てみたらといった事を伝えられ出場しました。その試合でKO勝ちして、次の試合が決まって...、といったことを繰り返して、これはもうキックボクシング一本でやろうと決めて、キックボクシングデビューしました。


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――1番印象に残っている試合はありますか?

K-1においてはWORLD MAXの日本トーナメントですけど、まぁ格闘家においたら青木真也選手との一戦ですかね。

――その違いは何でしょうか?

僕はK-1ファイターでキックボクサーなので、自分の土俵での試合が1番有名であって欲しいんですけど、世間から声をかけられるのはほぼ100%青木真也選手戦なんです(笑)。あの試合感動しました!って言われるんですよ。
K-1に出てから世界変わりました。地上波放送があった翌日、普段と同じような感じで外歩いていたら、長島選手!昨日お疲れ様!って声をかけられました。今まで外で声をかけられるとかはなかったんですけど...。K-1で世界が変わったって思いましたね。

――青木選手戦は特殊ルールでしたが交渉などはあったのでしょうか?

僕は全部OKにしてました。Dynamite!!に出れるんだったらなんでもやったるわ!といった気持ちでした。大晦日の試合に出るのは初めてでしたし、Dynamite!!は特別でしたね。大晦日に格闘技の試合に出れるっていうのはほんまに一握りの人間だったので、その舞台に立てるなら何だってするという気持ちでしたね。

――Dynamite!!のときは周りの評価はいかがでしょうか?

9割9分青木選手(が勝つと予想されていた)でしょう、僕自身も少し負けるかもって思っていました。そりゃMMAのルールにいったらね。(Dynamite!!での青木真也選手との試合は1Rが3分の特別キックルール(フリーノックダウン制)、2Rが5分の総合格闘技ルール。という変則ルール)

――1R目の相手の対応はどう感じましたか?

何してんねん!みたいな。勝負してもらえなかったのでやることないやん、って感じましたね。2R目にKOを取ったときは動きがスローモーションに見えました。それで、すべてから解放されたって思いましたね。腕折られるとか、落とされるだとか。そんな恐怖心から解放された感覚でした。まあ、ルールに対して真剣に考えて、勝ちを諦めなかった僕の勝ちって感じですかね。僕はやりたいこと全部できた自信がありますね。今だからいえますけど、僕の夢っていうのはK-1の日本チャンピオンのベルトを取ることだったんですよ。世界のベルトは僕には早いというか、夢を見ることすら出来なかったですね。自分がブアカーオとかに勝つ姿が想像できなかったので...。もちろん当時はそんなこと言わないですよ、今だから言えることですね(笑)。


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――格闘家の方も相手への恐怖を感じるのですね。

感じますよ、僕ネガティブ人間なので(笑)めっちゃ陰キャですよ、スクールカーストの底辺ですし。怖いってめっちゃ思いますよ!まあ、試合の時は割り切ってますけどね。青木選手だけじゃなくて、本職のK-1の試合の時も思ってましたし、大怪我する可能性だってありますし。

――いつ頃からコスプレでの入場を行い始めたのでしょうか。

始めは何か面白い事しなきゃな、といった精神から入院患者のコスプレをしていましたね。セコンドはドクターとナースのコスプレで。リング上で寝巻みたいなのあるじゃないですか、あれを破って(笑)。それが始まりですね。デビュー2戦目か3戦目かで涼宮ハルヒの憂鬱っていうアニメのコスプレをしたんです。たまたまメンズサイズの衣装を通販で見つけて、俺はこれをやらないかんとビビっときました(笑)。アニメの女キャラのコスプレっていうのは、自分のサイズのものだと一から作らないとと思ってたのがメンズサイズを見つけて、じゃあやろうと。もちろんアニメも大好きですし。

――コスプレ入場を行ったことで今までとは違う層のファンができたと思います。

そこはめちゃくちゃ嬉しいですね。僕はアニメも好き、格闘技も好きってことでアニメと格闘技を繋げたという自信がありますね。そういう意味の懸け橋になれたことは大満足ですね。どっちも好きだから、アニメしか好きじゃない人に格闘技の良さを知ってもらえたと思いますし。よく布教、布教って言ってましたけど、アニメファンに格闘技を布教して。格闘技ファンにアニメを布教するみたいな。やり切れたと思いますね。

――やりたいことの中にジムを開くことがあったのでしょうか。

そうですね。プロ格闘技を目指した以上、引退したらジムをやろうというのはずっと思っていたので。セカンドキャリアっていうのはみんな持っていると思います。セカンドキャリアでジムを開く為にどれだけ有名になれるか、どれだけ形残すか、といった考えはあると思います。今の格闘技ジム、特にキックジムとか素人の方が作っていたりするところもあるので。そことは違う説得力がチャンピオンベルトで出てくると思います。

――ジムを開いていかがでしょうか?

いやあ怖いですね!格闘技とかは練習したら少なからず自分の成長になるんですけど、経営は自分がこれだけ頑張ってもお客さん、会員さんが来なかったら何の意味にもならないですし。動いたことが直で繋がらない。といった怖さがあります。でも楽しいですよ!...不安も大きいですけど(笑)
さっきも言ったんですけど、自分は学生時代ホントにスクールカーストの底辺で、どちらかというと引きこもりでした。学校にも行ってなかったですし。なので少年部とかを持って、そういう子達を減らせたらと思っていますね。学校に無理やり行け、じゃなくてウチ来て貰えたら自然と学校行けるような自信がつくみたいな、そんな活動をしたいと思って少年部を開いたんですけど。まだ少年部の会員さんは0です。(笑)。僕はそういうタイプだったので、学校行ってない子とかに来て欲しいですけどね。学校に頑張って行っても、周りの人になんで来ないのかってすごい言われるんです。けど道場はそんなこと言われないんです。おっちゃんが、おうようきたな!って言ってくれるみたいな。それが僕はすごく心地良かったんです。一人で悩んでる子達の、家族以外との触れ合いを持てる環境・関係を作りたいと思っています。

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――どのようなジムにしたいですか?

さっきの少年部とか、基本的にはオヤジキックとかをメインにしたいかなと思っています。プロを育成するというよりは少し強いアマチュアといいますか。人生に張りが無い、つまらないことの繰り返し、といった毎日を変える為のジム。皆の刺激になればと思っています。もちろんプロを目指したいって方がいれば、必死で教えますし。プロよりもフィットネス寄りのジムにしたいな、地域の健康増進の支えになればと思いますね。そしてもし他店舗ができるのであれば、ウチのジムからプロを目指すってなった子を代表においてセカンドキャリアとして送れるのが理想なのかなと思います。なかなか難しいですけどね。夢だけはあります(笑)。

――ジム対象者を教えてください。

小学生、一般の方お子さんから大人の方まで、男女問わず幅広いジム、その中に学校にも行きづらいような子や、更生も目指しているような子の力になれるようなジムを目指しています。
少年部は4歳から~小学生まで。少年部までがパーソナルトレーニングになっています。

――これからの目標は?

具体的な数字としては100名の会員さんを目指しています。それからオヤジキックでチャンピオンを出して。いきなりはメジャー団体のプロは難しいでしょうから、マイナー地域タイトルでも取れるようなプロ選手が産まれてくれたら嬉しいですね。
あと、格闘技だけじゃなく違う部活をしている学生にも自主トレとして使ってもらえたら思いますね。キックボクシングやMMAだけじゃなくてバレーボールとか野球とかでもそういった人たちにもキックの動きをすることでプラスになることとかもあると思うので。他競技の補強としても使って頂けるのであれば嬉しいですね。
あとはあれですね、10年前位のジムみたいなしきたりとか縛りとかがキツイジムにはしたくないですね。ライトなジムにしたいです。きつい「道場」というよりは『ジム』ですね。皆が楽しめるジムにしたいです。


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(2019年12月12日取材時)


02GYM

https://www.02gym.net/

営業時間 8:00 ~ 22:00
【フリーコース】月~木(18:00-22:00)、土・日(12:00-17:00)
【少年キック】月・水(17:00-18:00)、土(11:00-12:00)
【少年空手】火・木(17:00-18:00)、日(11:00-12:00)
その他の時間は完全予約制パーソナルトレーニング
連絡先:070-2821-3807
Mail:kick02gym@gmail.com
住所:〒547-0033 大阪府大阪市平野区平野西6-5-27-4F


長島☆自演乙☆雄一郎代表


主な経歴
・K-1 WORLD MAX 2010 -70kg Japan Tournament 優勝
・ニュージャパンキックボクシング連盟初代スーパーウェルター級王座 ダブルアール・ライト級トーナメント優勝(MMA、総合格闘技)
・ブシロード認定世界オタクライト級王者
・INSIDE MMA BEST WALKOUT OE THE YEAR 受賞(アメリカの番組)

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